I-DLE(旧(G)I-DLE)の「TOMBOY」は、ロックサウンドと挑発的な言葉で“型にはまらない私”を宣言した代表曲。可愛さや従順さを期待されがちな枠を突き破り、「Just me=私は私」を鮮烈に提示します。この記事では、歌詞の真意、MVの象徴表現、制作背景、メンバー別の見どころ、英語表現まで一気に解説します。

※グループ名は2025年5月1日に (G)I-DLE → I-DLE へ正式改名。本記事では検索性のため両表記を併用しています。
1. 歌詞に込められたメッセージ
「I’m a tomboy.」は“ボーイッシュ”の直訳を超えて、「規範に縛られない私」を高らかに宣言する一節。
「I don’t wanna play this ping pong」は、恋愛や駆け引きのゲームを拒否し、主導権を自分に取り戻す意思表示。
「Just me I-DLE」は“ありのままの自分”を誇るコア・メッセージで、楽曲全体が自己肯定と自立を貫いています。
2. MVの世界観と象徴表現(公式MV)
赤×黒の強いコントラスト、爆発や破壊のカット、ポップアート的な演出——いずれも「既成イメージの破壊」と「再定義」を象徴します。バンド演奏シーンは“私たちは受け身ではない”という態度表明。ラストで肩を並べる構図は「Just me=それぞれが主役」へ回収する視覚的結論です。
さらに、ステージ映像ではMVとはまた異なる魅力があります。特に冒頭の演出は観客を一気に引き込む迫力で、「TOMBOY」のメッセージを直感的に体感できます。
3. 制作背景とソヨンの意図
作詞作曲はソヨン(共同でPop Time、JENCI)。
“可愛さ”や“従順さ”に回収されがちな女性像を反転し、反骨と主体性をロックサウンドで明確化。アルバム『I NEVER DIE』の核として、5人体制の再出発を高らかに告げました。
4. メンバー別の見どころ
- Miyeon:透明感ある高音でサビの解放感を最大化。強さの中に“気高さ”を添える要。
- Minnie:深みのある声色でロックの硬質さに憂いを加える。色気ある中低音が秀逸。
- Soyeon:挑発的でタイトなラップが曲全体の“姿勢”を形成。表情管理も完璧。
- Yuqi:低音の厚みでビートの重心を下げ、バンド感と迫力を増幅。
- Shuhua:台詞や視線の“間”でメッセージを可視化。ラストの堂々とした立ち姿が象徴的。
5. 歌詞から学ぶ英語表現
フレーズ | 意味・ポイント | 会話での応用例 |
---|---|---|
I’m a tomboy. | 私は型にはまらない/ボーイッシュなタイプ。 | I’ve always been a tomboy, and I love it. |
I don’t wanna play this ping pong. | そのやり取り(駆け引き)はしたくない。 | I don’t wanna play this ping pong of mixed signals. |
Just me I-DLE. | ありのままの私でいたい(=自己肯定)。 | Just me — no filter, no pretense. |
Say it out loud. | はっきり言って。 | Say it out loud: what do you really want? |
Deal with it. | 受け止めなよ(強気の言い切り)。 | That’s my choice. Deal with it. |
まとめ
「TOMBOY」は、I-DLEが“アイドル像”の外側へ踏み出したターニングポイント。破壊と再定義のビジュアル、自己肯定の歌詞、個性が噛み合う歌声とラップがひとつに。短い英語フレーズは覚えやすく、日常会話にも応用可能。何度見ても“自分で選ぶ強さ”が胸に残る一曲です。
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