I-DLEのメインボーカル、ミンニ(Minnie)は、柔らかくも芯のある声で世界中のファンを魅了しているメンバーです。 今回は、彼女の魅力が詰まったソロ作品「HER」やTENとのコラボ曲「Obsession」、そして「Super Lady」での存在感までを徹底解説します。
ミンニのプロフィールと魅力
ミンニ(本名:Nicha Yontararak/ณิชา ยนตรรักษ์)は、1997年10月23日生まれのタイ・バンコク出身。 幼少期から音楽に親しみ、ピアノやボーカルを学びながら育ちました。 CUBEエンターテインメントのオーディションに合格し、練習生として約3年半を経て、2018年にI-DLEのメインボーカルとしてデビューします。
彼女の声は柔らかさと力強さを兼ね備え、グループの音の“中心”を担っています。 英語・韓国語・タイ語を話すトリリンガルでもあり、海外インタビューやライブでは通訳なしでファンと交流できるほど。 その国際的な感性が、I-DLEの音楽をよりグローバルにしています。
「HER」:ミンニの魅力が凝縮された代表作
2025年1月にリリースされたソロEP「HER」では、ミンニが作詞・作曲のすべてに関わり、7曲中の多くを自ら手掛けています。 タイトル曲「HER」では、自分の中の“3つの側面”を演じ分け、 クール・キュート・イタズラっぽい笑顔といった全く異なる表情を披露。 どのキャラクターも自然体で、まるで別人を見ているような完成度です。
楽曲は彼女の声質に完璧にマッチしており、低音の温かさから高音の透明感まで、ミンニのボーカルレンジを最大限に生かしています。 ファンの間では、「HER=ミンニそのもの」と言われるほど、彼女の魅力を象徴する作品となりました。
「Obsession」:TENとのコラボで見せた大人の魅力
「Obsession」は、NCTのTENとのコラボ曲で、スタイリッシュで洗練された印象が強いナンバー。 2人の声が重なり合う瞬間の緊張感が絶妙で、シンプルなサウンドの中に大人の色気が漂います。 テンポが速いにも関わらず、ミンニの発音とリズム感が抜群で、海外ファンからも「発音がネイティブのよう」と高く評価されました。
この曲では、彼女の英語歌唱の自然さと感情の乗せ方の繊細さが際立っています。 まさに、世界の舞台で通用するアーティストとしての実力を証明した楽曲です。
「Super Lady」で見せた挑戦とチームの調和
I-DLEの代表曲「Super Lady」は、全員の実力が爆発する楽曲ですが、特に音域の高さと表現の切り替えが印象的です。 冒頭ではミンニがリードを務め、楽曲全体のトーンを作り上げます。彼女の柔らかい声が、曲のパワフルな展開をより際立たせているのが特徴です。
一方で、サビに入るとソヨンの超高音パートが登場します。 実はこの部分、ミンニ自身も出せなかったほどの音域で、その高さを完璧にこなすソヨンの実力にはメンバーも驚いたと言われています。
ただ、ミンニの存在がなければ「Super Lady」の全体バランスは成立しません。 彼女が最初に曲の世界観を“温度感”で整え、ソヨンがそこから一気に沸騰させる── まさにI-DLEの強さを象徴するコンビネーションです。
この「Super Lady」での挑戦を通じて、ミンニはさらに表現の幅を広げました。 今では、低音から高音まで自在に操る柔軟なボーカリストとして成長し、 I-DLEの音楽的な核を担う存在となっています。
ミンニの音楽的才能と作詞・作曲活動
ミンニはI-DLEの楽曲制作にも積極的に関わり、ボーカルアレンジやコーラス構成を担当することも多いです。 彼女の提案がきっかけで、曲全体の空気感や音の重なり方が変わることもあるといわれています。
彼女の作詞スタイルは、“感情を音で翻訳する”ような繊細さが特徴です。 英語・韓国語・タイ語の間を自由に行き来しながら、言葉ではなく“響き”で感情を伝える。 それがミンニの音楽を世界的に共感できるものにしている理由です。
まとめ
I-DLEのメインボーカルとして、そしてソロアーティストとしてのミンニ。 彼女の声はグループの温度を決め、音楽に深みを与えています。 「HER」では多面性を、「Obsession」では成熟した感情を、「Super Lady」ではチームとの調和を──。 どの曲にも、彼女ならではの優しさと強さが息づいています。
これからの彼女の歩みが、I-DLE全体の音楽をさらに豊かにしていくことでしょう。 ミンニの“声”が、これからも世界中のファンの心に響き続けることを期待しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿