二世帯住宅は「経済的」「安心」など良いイメージを持たれがちですが、実際に住んでみて初めてわかる現実があります。私は旦那が長男ということもあり、流れに乗る形で二世帯住宅に住むことになりましたが、住んでからは想像以上のストレスや後悔が積み重なりました。この記事では、私が実際に経験した“二世帯住宅の後悔ポイント”を包み隠さず書いています。これから二世帯住宅を検討している方の参考になれば幸いです。
二世帯住宅に住むことになったきっかけ
旦那が長男ということもあり、気づけば“流れるまま”に二世帯住宅へ進んでいました。きっかけは義父から突然私へ向けられた「二世帯どうかな?」の一言。結婚して間もなく、義父母が目の前にいる状況でそんな質問をされ、頭が真っ白になりました。本音は「絶対に嫌」。でももちろんそんなこと言えるはずもなく、必死に旦那へ助けを求めましたが、いつものニコニコ顔で我関せず。「嫁ちゃんはどうなの?」と逆に再度問いかけてくる始末。
そこで私は、人生最大級の大嘘で「嫌ではないです…」と返答。それが“OK”のサインになってしまい、義父母はそのまま独断で家探しを開始。旦那に「私からは嫌って言えないから止めて」とお願いしましたが、すでに旦那は二世帯の“経済的メリット”に心を動かされており、話は流されてしまいました。
こうなると後戻りはほぼ不可能。「家は正直ほしかった」という気持ちもあり、当時の私は“完全分離ならまだ大丈夫かも…”と浅い考えで妥協。しかし最終的に、完全分離にはできず「玄関のみ共有」の二世帯住宅となりました。この時点で嫌な予感はしていましたが、結果的にその予感はすべて的中していきました。
私の両親の反応
当然ながら、母は大反対。かなり怒っていました。「だからちゃんと拒否しないからよ!」「この先絶対不満が出るよ、私は聞かないからね!」とバッサリ。さらに、
- 義両親がいる家に気軽に行けなくなる
- 生活リズムも価値観も違うからストレスが溜まる
- 完全分離じゃないとプライバシーが守れない
- 義両親が子世帯のスペースに入る可能性もある
- 長男で、しかも義姉妹がいるなら嫁の立場は弱くなる
と、心配(という名の現実的アドバイス)をたくさん言われました。父は「娘を持つ父としては、面白くない話だな」と一言。祖母も「不満は絶対出るから、割り切るしかないね」と静かに言いました。反対の嵐でしたが、もう動き始めた話は止まりませんでした。
引っ越し後すぐに出た不満
● 室外機を勝手に設置された
事前に「室外機は片側にまとめよう」と話していたのに、義両親が引っ越してきたら、なぜか通路のど真ん中に室外機が設置されていて大混乱。旦那も珍しく文句を言いましたが、義母は「親に買ってもらったばかりで、もったいないと思って~」と完全に事後報告。心の中では「いや、ここ私たちの生活動線なんだけど!」と叫んでいました。
● 階段下収納の“勝手に占領”
子世帯の収納が少ないため、非常用ストックや季節物を置くために確保していた階段下収納。しかし引っ越して開けてみると、巨大なひな人形の段ボールが勝手に置かれている。「女の子が生まれたら使うと思って~」と言われましたが、飾る場所もないし、そもそも無断で置かないでほしい…というのが本音です。
● 玄関飾りに勝手な口出し
「玄関は好きにしていいよ」と言われたので花を飾ったら、「コバエが寄ってくる…」とやんわり文句。別の飾りを置けば「100円ショップでそろえたの?」と刺さる一言。気づけば義母が勝手に風水の石や黄色のドライフラワーを飾っていて驚愕。旦那が「何この石?」と言っても(あなたから言ってほしい…)と心の中で100回思いました。
まとめ
結論として、私は二世帯住宅は“後悔”の方が大きいです。タイムスリップできるなら「NO!」とはっきり言います。私は繊細なタイプで、生活音・価値観・習慣の違いが大きなストレスになります。「仕方ない」と妥協した当時の自分に言いたいのは、「少しでも不安があるならやめたほうがいい」。
とはいえ、もう住んでいる以上、現実と向き合って暮らしていくしかありません。二世帯住宅を検討している方の、少しでも具体的なイメージや判断材料になるよう、今後は「住んでから感じた不満」など、別記事でもリアルな体験を発信していきたいと思います。
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