「早く上達したい」「ゲームを楽しみたい」──30歳からテニスを始めた私が、半年〜1年のあいだに意識したこと・できるようになったことをまとめました。初級で伸び悩んだときの考え方、練習の優先順位、モチベの保ち方まで実体験ベースで紹介します。これから始める方のヒントになりますように。

① 得意ショットを伸ばして「ラリーを続ける」
半年経つと、同レベルの相手とならボレーボレーやショートラリーが長く続くようになりました。私が最優先にしたのは「ラリーを続けること」。続けば楽しい=モチベが上がり、練習量も自然と増えます。
私はフォアに自信があったのでフォア中心でラリー。一方、バックはアウトやネットが多く続かないため、球出しやコーチラリーなど正確性を高める場面で集中練習。手応えが出たらショートラリーにも少しずつ組み込みました。
自主練では旦那が取ってくれたコートでバック強化、スクールでは得意のフォアで自信を積み上げる。この棲み分けで「強い球」にもフォアで打ち負けにくくなりました。できることを優先し自信を育てる──これが半年目のカギでした。
② サーブは「まず入れる」を最優先に
サーブは大きな壁。私も半年頃までは空振りやネットが多く苦手でした。試合をするにはまず入らないと始まりません。そこでサービスボックスに入れることを最優先に設定。
練習ではコンチネンタルグリップで基本に忠実に。1stは正しい打ち方、2ndは安全重視(羽子板気味でもOK)でゲームを成立させることを優先しました。コツが掴めてくると球質も上がります。なお、初心者でもサーブが上手い人はバレー/バド経験者に多く、安定したトスと高い打点が共通項でした。
③ ダブルスを楽しむなら「ボレー基礎」を丁寧に
初級でもローボレー/ミドル/ハイ/ボレーボレーの基礎は必ず登場。ここで大事なのはコーチの指示どおりにやることです。基礎局面でスライスや強打に走ると、実戦の安定感が育ちません。
まずは面を安定させコントロール重視。基礎が入るほど試合のボレー成功率が上がり、ダブルスが一気に楽しくなります。
④ スコアコールは大きな声で
ゲーム練習ではスコアコールを自分からハッキリ。英語が苦手でも「15-0(フィフティーン・ラブ)」など声に出す練習を重ねると自然に慣れます。進行がスムーズになり、プレーに集中しやすくなります。
⑤ 良いリアクションでチームの雰囲気を上げる
ペアのナイスショットには「ナイス!」、ミスには「ドンマイ!」。ポジティブな声かけは自分にもペアにも効きます。見学中も良いプレーには拍手を。責め合うより、雰囲気を整えた方が挑戦(ポーチ・アプローチなど)に踏み出しやすく、結果的に上達が早まります。
逆に、ペアを責める人もいましたが、それではお互い萎縮してしまいます。
幸い旦那はとても穏やかな性格で、励まし合いながらペアを組めたので、楽しく試合ができ、「今日はポーチをやってみよう」など小さな挑戦をできるようになりました。
半年〜1年の成長の目安(私の場合)
- 〜半年:同レベル相手とボレーボレー/ショートラリーが続く。フォア中心で自信形成。バックは球出し・コーチラリーで型作り。
- 半年〜1年:サーブはまず入れる → 1st品質を少しずつ向上。ボレー基礎の徹底でダブルスが安定。
- 1年:ミックスダブルスの草試合へ挑戦(結果はまだまだでも、出場レベルまで到達)。
迷ったら「何を優先するか」を決めるのがおすすめ。得意でラリーを続けて自信を作り、苦手は別枠でコツコツ。これが遠回りに見えて最短ルートでした。
まとめ
半年目は「続ける設計」、1年目は「試合に出る設計」。得意で自信を作り、苦手は別枠で矯正、ゲームでは入れるサーブと基礎ボレー、そして大きな声のコールと前向きな声かけ──この積み重ねで1年後には試合に挑戦できました。次はスクール選びのコツも要チェックです。
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