- 音とニオイの筒抜け: 1階の早朝の水回りの音やお掃除ロボットの音、生活臭がダイレクトに2階へ上がってくる。
- プライバシーの境界線が消える: 扉がないと親世帯が気軽に子世帯エリアに入れてしまうため、常に気が休まらない。
- 間取りの教訓: 予算や坪数を削ってでも、世帯間を区切る「扉(できれば鍵付き)」だけは絶対に死守すべし!
我が家は、一条工務店の「グランスマート」で建てた玄関共有型の二世帯住宅です。
玄関を入ると廊下があり、すぐに2階(子世帯)へ上がる階段と、1階(親世帯)へ繋がる扉がある間取りになっています。
どの記事でも何度もお伝えしている通り、私個人の意見として「二世帯住宅は慎重に検討すべき」というスタンスです。(特に、私のように細かいことが気になってしまう心配性なタイプには、事前のルール決めが必須です…!)
今回は、そんな我が家の同居生活の中でも、特に毎日戸惑いを感じている「1階から2階へ上がる階段に『扉がない』ことによる失敗談」について、リアルな実体験を赤裸々に綴ります。
同じように二世帯住宅を検討している方、特に「扉を減らしてコストダウンしようかな?」と考えている方の参考になれば幸いです。
なぜ「2階への扉」をつけなかったのか?(間取りの妥協)
そもそも、なぜ2階へ上がる階段の前に扉をつけなかったのか。
当初、私たちは「完全分離型」の二世帯住宅を希望していました。しかし、直面したのは「お金」と「坪数」という現実的な問題でした。
予算の都合で完全分離を諦め、玄関のみを共有する形に変更。それでも「せめて2階へ上がる階段の入り口には扉をつけたい」と何度も設計士さんに相談しました。
「この間取りだと、ここに扉をつけるのは難しいですね…。もしどうしてもつけるなら、子世帯側の部屋を狭くして、収納も減らせばなんとかいけますが…」
親世帯のスペースを広く取ったことで、物理的に扉をつける余裕がなくなってしまったのです。収納や生活スペースをこれ以上削るわけにはいかず、泣く泣く「扉なし」を受け入れることになりました。
しかし、これが入居後の後悔の始まりでした。
【後悔①】1階の生活音が2階にダイレクトに響く
■ 早朝の「水回りの音」で目が覚めてしまう
我が家の1階の間取りイメージ
1階には、玄関廊下と親世帯の居住スペースを区切る扉が1枚あります。しかし、その扉を開けた目の前は「手洗い場」になっています。
義父母がそこで朝の身支度やうがいをするのですが、階段に扉がないため、その生活音が2階の私たちの部屋までダイレクトに響き渡るのです。
親世帯と子世帯では生活リズムが全く異なります。私たちがゆっくり寝ていたい仕事休みの朝5時〜6時に、その音で目が覚めてしまうのは、日々の疲れをとる上で少し辛いものがあります。
また、オンライン会議中に1階の水回りの音が響き渡り、少し気まずい思いをしたこともありました。
■ お掃除ロボットとテレビの音量問題
さらに生活リズムの違いを感じるのが、義父母が購入したお掃除ロボットの存在です。
毎朝8時に稼働するように設定したのですが、義母は「ちゃんと掃除できているか心配だから」という理由で、自分が家にいる時間に回したがります。
ロボット掃除機を回している間、義母は玄関廊に繋がる扉を開けたまま、掃除の音に負けないくらいの大きな音量でテレビを流します。
結果として、朝から1階の音が混ざり合い、扉がない2階はその音をすべて受け止めることになってしまいます。
これだけ1階の音が2階に響いているということは、私たちの2階での足音や生活音も、1階に筒抜けになっているということです。私たちが帰宅する頃、義父母はすでに就寝しています。今後子どもが生まれた時のことを考えると、お互いのストレスを減らすためにも「防音対策(扉)」は必須だったと痛感しています。
【後悔②】プライバシーの境界線が曖昧になる
■ 帰宅したら2階のソファーに義父が!?
扉がない最大のデメリット、それは「簡単に2階(子世帯のテリトリー)に上がってこられること」です。
一番驚いたのは、私たち夫婦が買い物から帰宅した時のこと。
なんと、誰もいないはずの2階のソファーに義父が座って、当たり前のようにテレビを見ていたのです。
全く予想していなかった私は本当に驚きました。義父に悪気はなく、ただくつろいでいただけなのですが、やはり「自分たちのプライベート空間」という認識が揺らぎ、後日旦那を通して「勝手に2階には上がらないでほしい」と相談してもらいました。
■ 不在時の立ち入りと洗濯物干しの悩み
旦那から伝えてもらった際、義母からは「あら、そういえば2階に扉付けられなかったんだっけ?」という反応が返ってきました。
プライバシーの境界線の話をしているのですが、世代が違うと「扉がない=同じ生活空間」という感覚になりやすいのだと思います。
別の日には、私たちが不在の間に、2階の寝室から花火を見ていたこともありました。
悪気がないのは分かっていても、不在時に居住スペースに入られる可能性がある環境だと、自分の洗濯物(下着など)を気軽に干すことすらためらってしまいます。
今はもう諦めて気にせず干すようにしていますが、やはり「物理的な扉」がないと、家族間の適度な距離感を保つのは難しいと感じました。
【後悔③】1階の生活臭(ニオイ)が上がってくる
音とプライバシーだけでなく、「ニオイ」も扉がないことでダイレクトに上がってきます。
1階で作る食事のニオイや、世代の違う特有の生活臭が混ざり合い、階段を伝って2階に充満してしまうのです。
特にお互いの好む香りが違う場合や、私がつわりでニオイに敏感になっていた時期は、この環境が少し辛く感じられました。
■ 階段に空気清浄機を置いて防御!
旦那からそれとなく伝えてもらうのも難しかったため、仕方なく階段の途中に「空気清浄機」を設置して自衛することにしました。
これが大正解で、少なくとも2階の居住スペースまでニオイが上がってくることは防げています。
ただ、義父母は「虫が入ってくるから」という理由で窓を開けての換気をあまりしないため、ニオイの根本的な解決にはなっておらず、今後も工夫が必要だと感じています。
二世帯住宅は、親世帯に対して「適度な無関心を持てる人」や、価値観の違いに対して「お互いに意見を冷静にすり合わせられる関係性」でないと、日々の小さな積み重ねがストレスに変わってしまいます。
まとめ|二世帯を区切る「鍵付きの扉」は死守すべし!
繰り返しになりますが、お互いの生活スタイルや価値観の境界線を明確にできない場合、玄関共有の二世帯住宅は日々の気疲れが多くなります。
特に、「2階への扉」をなくす間取りは、音・ニオイ・プライバシーの面で想像以上の戸惑いを抱えることになります。
もし、今住んでいる我が家の階段に魔法のように扉を付けられるとしたら……絶対に「鍵付きの扉」にしたいです!!(切実)
これから二世帯住宅を検討される方は、予算や坪数が厳しくても、世帯間を区切る「扉(できれば鍵付き)」だけは死守することを強くおすすめします!
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