二世帯住宅に住むと聞くと、よく言われるのが 「夫婦仲が悪くなるんじゃない?」という言葉です。
正直に言うと、私たちも住む前はそこまで深く考えていませんでした。 でも実際に住み始めてからは、 「二世帯って本当に大丈夫?」と周囲から何度も言われるようになりました。
それでも、ひとつはっきりしていることがあります。 私は旦那のことが大好きですし、 二世帯になったからといってその気持ちが変わったわけではありません。 旦那も、変わらず私を大切にしてくれています。
ただ―― 二世帯住宅での生活は、想像以上に夫婦の関係性に影響を与えます。 直接ぶつかり合うというよりも、 「義両親」という存在が常に間にあることで、 小さなストレスが積み重なっていく感覚です。
私は二世帯住宅をおすすめはしません。 それでも、今こうして玄関共有の二世帯住宅に住んでいる私たち夫婦が、 実際にどんな関係で、何に悩み、どう向き合っているのか。
今回は、そのリアルな夫婦関係についてお話ししたいと思います。
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不満が増え、愚痴が増えた
正直に言うと、私は不満が増えました。
「言ってはいけない」と思いながらも、義両親との間で嫌なことがあると、つい旦那に愚痴ってしまいます。
私としては、「言うべきことは親に言ってほしい」と強く思ってしまうからです。
でも旦那は、義両親の話題になると、どこかへ行ってしまったり、話題を変えたりするようになりました。
それを見ていると、「もうこの話はしたくないんだな」と分かるようになりました。
その結果、私は義父母との関わりを減らすようになりました。
以前は、同じ家に住んでいるのだから、週に一度くらいは様子を伺ったり、声をかけたりするべきなのではと思っていました。
ふるさと納税で届いた日用品(トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの消耗品)を分けたり、「何か困っていないかな?」と様子を見に行ったりもしていました。
でも、そのたびに義母との会話が生まれ、その会話の中で「?」と感じることが増えていきました。
小さな違和感の積み重ねが、だんだんとストレスになっていったのです。
変に話しすぎると、お互いに疲れてしまう。
そして、その疲れを私は旦那にぶつけてしまう。
それに気づいたとき、私は思いました。
「自分ができる対策は何だろう」と。
義両親を変えることはできない。
旦那の立場を急に変えることもできない。
だったら、自分の関わり方を変えるしかない。
そう考えて、意識的に 「必要最低限の関わり」 に切り替えることにしました。
無理に話しかけない。
無理に気を遣わない。
無理に良い関係を演じようとしない。
もしかしたら、義母も私が頻繁に話しかけることを負担に感じていたかもしれません。 それは本人にしか分からないことですが、 お互いに距離を取ることで、少し楽になる部分もあるのかもしれないと思うようになりました。
二世帯住宅では、「関わる努力」よりも、「無理をしない距離感」を見つけることの方が大切なのかもしれません。
夫は“常に呼び出される側”になる
義両親は、困ったことがあるとすぐ旦那を呼びます。
スマホが使えなくなれば、どの端末を買えばいいのか、どこで契約すればいいのか、設定はどうすればいいのかと相談され、時にはお店に連れて行かれることもありました。
端末が変われば、Wi-Fiの設定、YouTubeやFacebookのログイン問題が発生します。
夜、仕事から帰ってきた旦那がすぐに呼び止められることもありました。
お掃除ロボットも「スマホでできないと掃除ができない」と言われます。(実際は本体のボタンで動きます)
困ったら助けるのは当然だと思います。でも、IDやパスワードは本人が設定したもの。旦那に相談されても分からないことも多いのです。
それでも「使えない」「不便だ」という主張だけが強くなる。
スマホとは別件になりますが、実は、私から義母にとあることを伝えたことがありました。
その内容を義母が義父に話したようで、2階にまで聞こえるほど大きな声で 「それは、息子が言ったのか?」 と強い口調で話しているのが聞こえました。
そのとき、私の言葉は届いていないのだと感じました。
同じ内容を、今度は旦那から伝えてもらうと、驚くほどすんなり受け入れてもらえました。
正直に言えば、とても悲しい気持ちになったのと、私は家族の外に追いやられている感じがしてなりませんでした。
でも同時に、これは「私の問題」ではなく、 親子関係という構造の問題なのだと気づきました。
親が困っていたら助けるのは当然のこと。
親が実の子どもに助けを求めるのも自然なこと。
そこを否定しても、状況は良くならない。
だからこそ、私のマインドを少し変える必要があるのだと思いました。
「なぜ私の言うことは聞かないの?」ではなく、 「この家では旦那が親との橋渡し役なのだ」 と割り切ること。
そう考えることで、少しだけ心が楽になりました。
同居していなければ、その時間は私たち夫婦の時間だったかもしれません。 それでも今は、この形の中でどう折り合いをつけるかを模索しています。
夫も疲れている
家の気になることをチクチク言われたり、LINEが届いたり。。。 特に義父は細かいことをよく伝えてきます。
経済の話や家の修繕、設備のことなど、具体的な提案や確認の連絡が入ることもあります。 良く言えば心配性、悪く言えば少し過干渉に感じてしまうこともあります。
ただ、それは昔からの性格のようで、旦那が一番よく分かっています。
仏様のように優しい旦那でも、あまりにもしつこいと疲れるようで、時々ぽつりと愚痴をこぼすことがあります。
そんなとき、私は心の中で思ってしまいます。
「だから二世帯は嫌だって言ったでしょ」と。
でも、ここまでとは想像していなかったし、もう住んでいる以上、過ぎたことを責めても仕方がない。
それに、旦那は長くだらだらと愚痴を言い続けるタイプではありません。 一言ぽつりとこぼして、そこで終わる人です。
だから私は、「大変だね」とだけ伝えて、 それ以上は深掘りしないように 心がけています。
そこで私まで感情を乗せてしまうと、夫婦の空気まで重くなってしまうからです。
なるべく、話題を切り替えて、楽しい話をするように意識しています。
夫も親の性格を理解したうえで向き合っている。 だからこそ、私は旦那の味方でいたいと思うようになりました。
そう分かっていても、辛いと感じる瞬間はあります。 でもその感情を、夫婦の間で増幅させないことも、二世帯生活では大切なのかもしれません。
結論:夫婦仲は悪くなったのか?
意外かもしれませんが、義両親の話題をしなければ、 私たちはかなり仲が良い です。
だからこそ難しいのです。
二世帯住宅が直接夫婦関係を壊すわけではありません。
でも、
- どちらも気を遣う
- どちらも我慢する
- どちらも疲れている
そんな状態が少しずつ積み重なっていく感覚があります。
二人だけで住んでいた頃にはなかった“外的ストレス”が常に存在しているように感じます。
そしてそれは、私たち子世帯だけでなく、親世帯にも、私たちには分からない“外的ストレス”があるのかもしれません。
二世帯住宅は、どちらか一方だけにとって良いもの、という単純な話ではないのだと思います。
子どもが生まれれば、また環境は変わります。 家族構成が変われば、関係性も変わる。 その都度、私たちは適応していかなければなりません。
不満だけを漏らし続けるのではなく、 「この先どうしていくのか」を考えることの方が大切 なのだと、最近ようやく思えるようになりました。
自分の考え方の癖を変えるのは簡単ではありません。 でも、少しずつでも良い方向に考えられるように。
二世帯住宅という環境の中で、夫婦としてどう在りたいかを、これからも模索していきたいと思います。
今の私たちの答え
過去を悔やんでも仕方がない。
だから今は、
- 必要以上に義両親の話題を出さない
- 夫婦の時間を意識してつくる、大切にする
- 悩んでいたら共感はするが愚痴は長引かせない
正解であるかはわかりませんが、そんな小さな工夫からまずは始めています。
二世帯住宅は、家の問題でもあり、お金の問題でもあり、そして「夫婦の問題」でもあると感じています。
今二世帯に住んでいて同じような悩みを持たれている方は、“夫婦でどこまで本音を話せていて、相手を尊重し将来を明るく考えられているか”を大切にしてほしいと思います。
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